こんにちは。
梅雨らしいお天気ですね。
雨だとちょっと気が引けますが、紗袷や単衣なんかも良い季節ですね。
時期は違いますが、今では少し珍しい長襦袢をお直ししたので紹介します。
うちにあった、昭和初期あたりの長襦袢。
元々、袖の長さは中振袖でした。
(卒業式に袴の上に着られることがあります)
絵羽模様といって、左右の模様が違っています。
絞りで、地紋の柄のある生地です。
紅絹(もみ)といって草木染の紅花で深紅に染められています。
漢方の作用で身体を暖めて抗菌の効果があるそうです。
最近は袖無双仕立てといって、背中が一枚で出来ている暑さに対応した仕立てが多いのですが、
こちらは全て袷(裏地付き)のお仕立てとなっています。
広襟といって、着物とほぼ同じ幅の衿をたたんで着る仕様でした。
お直しは、まず、
衿を棒衿(浴衣のような普通の長襦袢の衿)に新しく作って付け替えて、
袖も作り直して標準の49センチ丈に裄も直し、
(どれも昔のものは裄が短いので、アンティークのリサイクル着物の中に着られるように短めにしました)
柄を合わせるのと、振りから絞りの柄が良く見えるように調整しました。
中に着るだけにしてはもったいの無い、美しい長襦袢でした。
豪華な着物にも、あえて、紬の着物にもよく合いそうです!
チラッと見える赤がレトロで、良いですね🎵
.................................................................................................................................................
着物スクールと悉皆 しろいねこ
東京都内と渋谷から横浜市青葉区にわたる田園都市線沿線を中心に活動
ホームページ
https://siroineko2018.amebaownd.com
お問い合わせ
siroineko2018@gmail.com
しろいねこSHOP (チケット販売 物販ショップ)
https://siroinekosal.base.shop/
インスタグラム siroineko_kimono しろいねこ 着物
日本の文化 きもののことを伝える「しろいねこ」
きものにまつわる日々のこと、イベント、和裁・お直し承り・リメイク、レンタル、速く・細く・流派に捉われなく綺麗な着付け、着物のメイクや自分で出来るアップヘアスタイル、着物パーソナルカラー骨格診断洋服とアクセも、着物タンスの中仕分けコンシェルジュ、販売など活動報告を綴ります
.................................................................................................................................................
0コメント