2020.11.15 04:56今日のコーデ 〜秋にもピッタリの総柄の結城紬の小紋〜 涼しくなって参りました。今日は結城紬のお祭りへ行くのに、カジュアルに着こなそうということで、結城紬の小紋です。着物人口密度が高まる楽しいイベント。それも、ほぼ皆、結城紬を着て練り歩いてました。
2020.11.14 03:502020年11月 結城紬祭り 〜重要無形文化財指定の着物〜 紅葉が期待出来るこの季節に、茨城県の結城市にて、結城紬まつりがあります。現地で結城紬の着物をレンタルして、着たまま街の中で行われる催事を見て回ることができます。街の方々のお声掛けに、とても暖かな気持ちになれる素敵な街です。
2019.12.07 02:37松坂木綿 ~ジーンズ着物の原点?~冬が始まった12月初め思いのほか、着物文化のある三重県へご当地木綿を求めて松坂木綿を見に行きました紬の文化の発祥は各地方の農家の方が 冬季の閑散期に機織りをしておりその織物が今でも各地にそれぞれの風土と特色とともに残り糸の手つむぎ・自然染色の手染め・手織り の工程のあるものが伝統工芸品として経済産業省の指定を受けるなどしています※いわゆる 伝統工芸品マーク(指定を受けていなくても古くから作られている特産品は沢山ありますご当地、数ある中の一つの松坂木綿の手織りセンターへ行ってきました色ものは特に生産していない様です主に藍染のターコイズカラーに縞や格子がありました
2019.11.25 03:00陰の名工 江戸小紋の模様つくり伊勢での江戸小紋型紙「伊勢型紙」の彫師さん佐々木さんの作品を見せて頂きました前回のブログで写真をしていないのですが以下がそうです江戸小紋は江戸小紋三役といって 武士が家紋のように自分の柄を裃という着物に染めて着用していたのです その柄は他の人は着用できませんその 鮫(紀州藩 徳川氏)・行儀・角通し のほか 江戸小紋五役といい2つ加わったうちに、大小あられと縞があります模様は小刀のような道具によって 専用に加工された和紙に細やかに彫られてゆきますなかでも 縞は特に難しく とても細く彫られた縞が均一に並ぶように糸が張られます他と同じようでは割の合わないほどだそうです
2019.11.23 03:58出会い ~反物~11月半ばに入って 関東は小春日和のような気候が続いておりましたがやっと秋らしく 気温もぐっと低くなりました今年こそ 紅葉も期待出来そうです気温が変わって 衣替えや 新しい洋服が欲しくなるこの時期 銀座の呉服やさんへちょっとお出掛けしましたイベントが少ない時期なので、カジュアル使いの着物や木綿の着物のでばんです気軽な平織の大島紬や木綿の反物が沢山入荷されていました量産している洋服と違って 反物は出会い・・・好きな感じが見つかったら ここで買わないともう会えないかもしれないと、つい気持ちが逸ってしまいますよね
2019.11.22 08:46三重県 伊勢型紙 ~江戸小紋の模様は江戸ではなく三重県~江戸小紋とは 着物の格で言う小紋、普段着の柄が連続して付けてあって格の上の付下げや訪問着のような場所ごとに柄付けされたものよりも簡易的な気軽な仕様で柄付けされた普段の着物ですその小紋の柄が型紙によって擦りつけらており 細かい模様が一面に施されていて離れてみると無地に見える反物です※江戸小紋については ここでは割愛します
2019.11.15 06:56着物のお手入れ ~汗抜き~大寒でしたが テレビでは暖冬日本な列島!!と言っています寒すぎず 着物も気安く 丁度良いなと思っています冬に着物を着ていても汗はかきますね特に帯で締めてある脇周り慣れないうちは着付けている最中に熱中して汗が ポタリ・・なんてこともありますね知っていますか汗には水分の他にミネラルを含んでいて それが白っぽくなって浮いてきますきものドライクリーニングの丸洗いでは落ちにくいのです><ドライクリーニングは石油を使って油汚れを落とします汗染みは 水性の汚れ なので水分を使って落とします着物の汗抜きや染み抜き専門の職人さんのところへ行ってきました慣れた手つきで 一枚づつ 丁寧に仕事をしてゆきます
2019.11.03 04:03南部 紫根染め ~オンリーワンを見に岩手へ~岩手といえば皆さん 宮沢賢治 と思います着物好きでは 「草紫堂」全国唯一 ここだけの技術 東北岩手県 南部地方の地の反物の染めちょっと寒くなってきた岩手県へ行ってきました鎌倉時代からある ムラサキ草の根で染める紫根染は、一度は消えつつありましたがこの紫紺堂で昭和8年から復興されたそうです
2019.09.15 06:03沖縄工芸展2019 in日本橋沖縄県は国内でも着物の重要無形文化財を1番数多く産出している県です喜如嘉の芭蕉布久米島紬宮古上布 の3種主に14種の織物と2種の染物があり 着物産出のメッカのようですそんな、デパートでも無いか、多くても数点しか一度に見ることの出来ないような貴重な織染物を一度に沢山見られ、作者の方ともお話出来てしまう素晴らしい機会が「沖縄工芸展」です 毎年日本橋で行われております中でも私が気になったのは「久米島紬」と「知花の花織」久米島紬とは実家にそれらしききものがあるのですが、織証(反物の端に、その反物の作者や協会が認証した証やナンバリングが記されているもの)が無いため、はっきりわからず数百種あるという ハワイのフラダンスの振り付けのように 一つ一つメッセージを込め...
2019.07.13 07:27山形県 紅花紬 ~織元 新田・紅花祭へ~虹色の天女のような着物着てみたくありませんか当方も大好きな反物 紅花紬山形県の県花 アザミに似た紅花から抽出した色素で染められた反物柔らかな色調に優しいグラデーションが虹のようなものが主流です絹の艶と相まって 格の高い場所で着られる絹のちりめんの着物ではなく普段着の紬ですが絹の艶と優しい色合いでふんわりとした印象です
2019.06.08 09:24絽綴れの帯透かすように織られた 絽綴れの帯浴衣から訪問着まで 柄次第でとても幅広く締められる便利な帯さらに 夏帯ですが 7月8月の他に単衣の季節(6月、9月)も もっと言うと 着慣れた人は近年の暑さゆえ 5月の半ばから10月の半ばまで着こなしてしまいます暑い夏にも着物を着られるほど着慣れてきたなら是非とも 1本欲しい帯ですねオールマイティに使いたい私は 無地に近い 合わせやすいベージュを用意しました(肌色のような洒落柿色のような)※写真の帯タンスの整理をしていたら 落ち着いた風景水墨画のお太鼓柄の 濃いベージュ系(蜜柑茶色のような)絽綴れが出てきたので大変お世話になった着付けのお師匠様が シックなのがいいとおっしゃられてたのでお手紙を添えてプレゼントさせて頂き...
2019.04.25 00:52着物のお手入れ 夏に向けての湿度管理出来ていますか昨日から横浜市の我が家の湿度計は一気に30~40%から60~70%へこれから夏に向かって湿度はどんどん増してゆきますきものにとって湿度管理は重要ですもうすぐ4月が終わって5月いっぱいで袷の着物のシーズンが終わり6月はこの月だけ着られる単衣の着物の季節 そして夏の薄物の季節が7月8月・・・湿気を吸った着物を通気性の良いところに虫干しして 着た着物は洗いに出して 衣替えをして忙しくなります桐の箪笥が通気性が良く虫がつかないので着物の管理に良いといいますが虫がつくというのは 流行がが一過して 今はほぼ販売されていない ウールの着物(羊毛)のお話絹の用心するところは湿度ですだいたい湿度40%を超えたら要注意です! 保管の仕方によってはカビの発生や変質をおこして...