沖縄工芸展2019 in日本橋


沖縄県は国内でも着物の重要無形文化財を1番数多く産出している県です


喜如嘉の芭蕉布

久米島紬

宮古上布  の3種


主に14種の織物と2種の染物があり 着物産出のメッカのようです


そんな、デパートでも無いか、多くても数点しか一度に見ることの出来ないような貴重な織染物を


一度に沢山見られ、作者の方ともお話出来てしまう素晴らしい機会が


「沖縄工芸展」です 毎年日本橋で行われております



中でも私が気になったのは「久米島紬」と「知花の花織」


久米島紬とは

実家にそれらしききものがあるのですが、織証(反物の端に、その反物の作者や協会が認証した証やナンバリングが記されているもの)が無いため、はっきりわからず

数百種あるという ハワイのフラダンスの振り付けのように 一つ一つメッセージを込められているという沖縄特有の柄は 本当に琉球絣の柄なのか

職人さんに聞いて検証したいと思いました


知花の花織とは

大抵、織物の柄は緯糸で織り出されるのですが、こちらは経糸による織り方です

現在、沖縄内でも織り手が少なく 実物を見る機会も少なく貴重な織物です


ピンボケしてますが・・笑


こちらは久米島紬 午後に到着しましたが、こんなに売れて売り場はカラカラでした

よく見かけるこげ茶だけではなく 定番の柄に使われる白、黄、茶、がほとんどの色合いのものもあります


黒、茶褐色は サルトリバラ

黄色は福木(ふくも)という

島内自生の植物で 染から織りまで一人の人が行うそうです


我が家の紬のように 定番の三色が使用されていない配色ものも 実は沢山生産されているようでした



そして


知花の花織

だいたい織物は緯糸で柄を出すので裏を見ると糸が横に張っているのですが

知花の花織は珍しく 経糸で柄を出すので裏には縦に糸が張っています






表は幾何学的なお花をイメージした伝統的な模様が織り出されています

他にも 刺繍のように織り出された「縫い取り花織」という2つの技法が守り継がれています

沖縄の古くからの祭事や民俗芸能で着用されてきたそうです



沖縄へ織物の旅に出かけてみるのも良いでしょう


京都宇治にある「宇治紬物語館」でも沖縄の織物が沢山見られる様です


https://uji.tumugi-monogatari.com/gallery/


今日もお勉強になりました♪




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着物 しろいねこ

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