今日はぽかぽか陽気で関東は16℃も! なんと4月上旬並みの暖かさでした。
昨日の着物を着たら寒くて風邪をひきそうな8℃とは打って変わって
どこかへお出掛けしたくなるような陽気でした♪
寒い雨の日 お稽古事や行事で着物を着なければならない時に、
化繊の着物があると便利です。
濡れても絹のように水染みにならず、
ちょっとした汚れなら自宅で手を加えても平気なので安心です。
ですが、化繊の着物は綺麗に仕立てるのが難しいのです!
例えば 普通に縫うと下の↓写真のような、針目の当たりがビリビリと波打って出てしまいます。
また、アイロンが効きにくかったり 逆に表面が溶けてしまったりで 慣れた注意がないと困ったことになります><
熟知したコツや 腕前が備わっていないと上手く行かないのです。
せっかくのお着物が 安っぽい仕立てに見えてしまうし 綺麗な反物を買ったのに悲しいですね・・
上手に縫えれば こんな感じに平らです。
これというのは ミシン縫いの仕立てにもいえることなんです。
ミシンで縫うのは 手縫いと違って、真上から垂直に針を入れて縫うので針穴の後が残りやすいです。
そして 先のように縫い目の当たりが強く出ます。
特に、艶のある生地だと余計に目立ちます。
上糸と下糸と 2本の糸で締め付けるように縫うので生地に縫い跡の線も強く残りやすかったり(解いて水洗いする洗い張りをしても残ることがあります)
縫い目が強すぎて引っ張られたと気や、解く際に生地が裂けたりします><
なので、着物へのミシンの掛け方は不利な点を軽減できる、それなりのやり方が必要です。
(業者が仕立てた着物を見てもビリつきが強いものも見かけます><)
個人的見解ですが、ミシン仕立てをあまりお勧めできないものは
〇仕立て替えやリフォームする可能性のあるもの
〇将来 サイズアップするかも知れない場合(幅出しすると縫い跡が見えます)
〇人に差し上げる場合や 中古に出して買い取ってもらう可能性のあるもの
〇高価な生地 格のある着物の仕立て(付下げ・訪問着・留袖・振袖)
です。
ですが、ミシン使いだと少し費用が手頃になるし、丈夫に縫えるので利点もあります!
コート類や中古のお着物や、着倒す予定のお着物、浴衣にご提案したいと思っています。
当店では着物の仕立ては、針目の大きさをただ一定ではなく、部分によって緩急や僅かな曲線を付けてより着やすく縫います。
そして 丈夫に縫いたいところには それに合う違った縫い方をします。
また、襟付などのカーブは特に繊細な技術のいるところなのでミシンは使いません。
ミシンは直線縫いのみ、他は手縫いの良いとこどりの「併用仕立て」をしております。
スッキリ綺麗な着姿を応援しています^^
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着物 しろいねこ
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